活動報告

H27年度の大原自治振興会の方針

自治振興会と自治区

言うまでもなく、自治振興会は、自治区を越えた学区の課題、人口減から生じる新しい問題などに対応していこうとする組織です。従って、自治振興会のやるべきことは、これら諸課題の防波堤に留まるのではなく、攻めの活動であると考えます。

大原自治振興会は設立5年目を迎えますが、学区民との意思疎通、各種団体との連携、行政との連携・協働が依然課題としてあります。このことをふまえ、各区から選出していただいた委員さんをはじめ、学区民のみなさんと共に、持続可能なまちづくりを推進して行きます。

・実施済みの振興会・自治区懇談会 ・・・ 6/21 拝坂区、8/7大原中区

行政との戦略的協働

行政との連携では、県や市のまちづくり講座、まちづくりサロン、防災士養成などへの積極的参加や出前講座の利用を自治区に推奨し、主体的に行政との連携を密にしてまいります。また、地震や台風の巨大化、異常気象による災害に対し、防災体制を構築・強化するために、生活環境部会を中心に、来年度にかけて行政と協働で地域防災事業に取り掛かり、地域の防災活動の活性化をはかりたいと思います。

  • 防災士講習申請数8: (拝坂1、大久保6、櫟野1)

 

自治区を越えて活動する専門部会の意義

大原学区の将来像「誰もがこれからも住み続けたいと願う地域づくり」を目指し、人権福祉、環境、生活基盤、地域振興、教育の5つの分野の課題を、健康福祉、地域振興、生活環境、教育文化の4つの専門部会で取り組んでいます。

この意義は、自治区や組織から選ばれた専門部会員が自治区や組織を越えて同じ課題に取り組んでいることです。自治振興会が設立される前は、あまりなかったことです。

プロジェクト事業

例えば、高齢者世帯、独居の方、障がいのある方、子どのなどの見守り・困りごと支援の意味での「見守り」は、専門部会で取り組むには大きすぎます。そこで、課題別に取り組めるプロジェクト体制を設立しました。以下4つのプロジェクトを立ち上げ、8月1日現在10名の方が応募されています。

見守りイメージイラスト●見守りプロジェクトチーム・・・高齢者世帯、独居の方、障がいのある方、子どもなど日頃の見守りや日常的困りごとの支援が必要となってきています。関係者のネットワークを構築し、この先10年の社会変化に対応できる仕組みを構築します。

 

●若者プロジェクト・・・次代を担う若い人々の意見を取り入れ、交流できる場づくり、居場所づくりをしながら、若い人々が住み続け、更には、Uターン、Iターンしてくる環境づくりを目指します。また、婚活の支援をしていきます。

若者プロジェクトイメージイラスト

 

 

 

 

 

●地域防災プロジェクト・・災害に備え、いざという時に機能する自主防災活動が求められています。当振興会では、来年度に向けて、学区規模で行政や防災関係組織などの参加協力を得て、避難所運営訓練を計画しています。

 

まちづくりPJイメージイラスト●まちづくりプロジェクト・・・まちづくり情報の収集・発信などによる各専門部会のフォロー、自治区の支援を行います。空き家・空き施設の利用等新しい課題についても、市と一緒に専門家を交え積極的に検討していきます。